潯陽楼 宋江の詩 心在山東身在呉

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九江観光。潯陽楼は長江のほとりに佇む酒場であった建物ということです。ここで水滸伝の登場人物の一人宋江が以下の詩を詠みました。

幼よりかつて経史おさめ
長成してまた権謀あり
あたかも猛虎の荒丘に臥すがごとく
ひそかに爪牙を伏せて忍受す

不幸にして双頬に刺文(いれずみ)され
なんぞ堪えんや配されて江州にあるに
他年もし冤讎を報ずるを得ば
血もて潯陽の江口を染めなん

心は山東にあり、身は呉にあり
江海に飄蓬(漂白)していたずらに嗟吁(嘆く)す
他時もし陵雲の志を遂げなば
あえて笑わん黄巣の丈夫ならざるを

最後の4行の漢文は
心在山东身在吴,
飘蓬江海谩嗟吁。
他时若遂凌云志,
敢笑黄巢不丈夫!


黄巣というのは昔の大叛乱を指揮した人物なので、叛乱の中心地山東に心はありということでこの詩は謀反を意味していると解され宋江は捕えられてしまいます。

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この潯陽楼は現在は復元された何でもない建物ですがここからの長江の眺めは静かで、広く、大きく、おおらかな川の流れです。栄江はこの長江を見て大きな気分になり謀反の詩を書いてしまったのだと思いました。
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これが栄江の書いた詩です。
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内部は4階建てで一応酒場のようなテーブルといすが置いてあり休憩はできます。また水滸伝の登場人物の人形展示がありますがそれ自体は大したものではありません。
潯陽楼は行って、雰囲気に浸らなければ全くその良さは分からないところでした。宋江の気持ちが分かる潯陽楼です。長江の流れは少なからず中国人の精神にも反映されているはずです。

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